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四国の山案内 Fukuda

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5月28日 皿ヶ嶺 

雨でした・・・。

IMG_9407メコノプシス

水ノ元から咲き残った花を求めて歩き出した。
誰かがきれいに咲き残りを取り去ったのかと思うほどに何も残っていない・・・。
ルイヨウボタンやヤマシャクヤクの実を横目で見ながら風穴へ向かう。

風穴は白い冷気を吐いていた。
一輪だけメコノプシスが咲いていた。

IMG_9406メコノプシス

花がないわけじゃない。
僕の好きな控え目な花はたくさん咲いている。

IMG_9410コンロンソウ
ほとんど終わってたくさん実をつけていたコンロンソウ

IMG_9415サイハイラン
あまり人気のないサイハイラン、コケイランもたくさんあった

IMG_9429クマガイソウ
人気のクマガイソウは2つだけ咲き残っていてくれた

IMG_9432ギンリョウソウ
ギンリョウソウはこれからだ

あまりぱっとしない花たちに落胆して、皆さんに申し訳ないなぁなんて思っていたが、生き生きとした緑や幻想的な森を楽しむ姿を見て反省した。

IMG_9436霧の中

IMG_9430みんなで

ここにいるだけで十分に美しく素晴らしいことなのだ。

IMG_9438道の中の森

IMG_9479緑の道

IMG_9446アミガサダケ
竜神平のアミガサダケ、もう少し早ければなぁ

IMG_9447ガマズミ
ガマズミ

IMG_9459ノビネチドリ
ノビネチドリ

IMG_9466ナベワリ
ナベワリ

IMG_9489マルハナバチ
マルハナバチの仲間

IMG_9486タツナミソウ
タツナミソウ

IMG_9442ツリバナ
ツリバナ

雨の森をゆっくりと堪能しましたとさ。
めでたしめでたし♪

category: レポート

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5月21日~22日 2日目 雲早山 

二日目の朝は岳人の森植物園の散策からはじまる。

IMG_9348岳人の森朝


きっととした空気、鳴き交わす鳥たち、昇ったばかりの太陽から届くまっさらな陽光。

IMG_9324ヒメシャガとヒメシャラ


木漏れ日がヒメシャラの赤い幹を照らし、ヒメシャガの群生の上に落ちる。

IMG_9322ヒメシャガ


芽吹き、開花、落花、結実・・・危機を免れた植物たちの営みがうつろう。

IMG_9335ヒメシャガ


それぞれの植物の性格と人のための快適さを見事に両立させている。

IMG_9347ヒメシャガとヒメシャラ

IMG_9350クリンソウ

朝からたっぷり一時間も散策すれば腹ペコになる。
植物園から観月茶屋におりると完璧な朝食が待ってる。
観月茶屋はあまりにも強く大きな句読点。
遊び人ホイホイなどとも呼ばれる。
強力な誘引作用で遊び人を取り込んで、脱出不可能な粘着力で行動不能に陥れるのである。
唯一の脱出方法として遊び人は「またくる」という答えを導き出すのだ。

この日もお昼に「またくる」という超短期的な脱出方法を選択。
何とか今日の行動はじめることができた。

雲早山の登山口は勢いを増した緑に覆われていた。

IMG_9353雲早山登山口


沢沿いの道は気温の上昇を抑えてくれる。

IMG_9391ヒメレンゲ


葉を透過してくる光が心地よい。

IMG_9361透過光


散歩と言うには少しばかり急な道、登山と言うには少し物足りない・・・これが雲早山の魅力。

IMG_9383下山


IMG_9363透過光

IMG_9356朝の登山道

IMG_9371石楠花咲き残り


あっというまに到達した山頂は暑く、見える風景は霞んでいた。

IMG_9381雲早山山頂


もうすでに岳人の森の中毒患者となっているぼく達は山を駆け下り観月茶屋へと向かった。

IMG_9403オオヤマレンゲ

そして「またくる」という言葉を残して岳人の森をあとにするのであった。

category: レポート

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5月21日~22日 初日、山犬嶽 

横浜からの親子のお客様といつものあの人で一泊二日の山行。
初日は山犬嶽です。
いつものように橿原の棚田を眺めながら登山口を目指す。
IMG_9143樫原の棚田

IMG_9145畦を行く

IMG_9149おばちゃんとたんぼ
棚田は水が張られて田植えの準備。
もうすでに田植えを終えている田んぼもあった。
地元の人と交わす会話も旅の楽しみ。

登山口から猪避けのゲートをくぐり植林を歩く。
IMG_9157杉木立を行く

IMG_9152フタリシズカ
林床の植生は乏しく、フタリシズカ、テンナンショウ、タニギキョウなどちらほら見える程度。
花を終えたミツマタ、なんとなく貧乏くさく見えるナツボウズ、葉に勢いの出てきたマツカゼソウは花を待つ。

大きな岩が乱立するエリアに入ると植生はがらっと変わる。
美しい自然林が植林を免れ身を寄せ合っている。
IMG_9165イタヤカエデ

IMG_9168岩屋

IMG_9173隙間を抜けて

IMG_9183展望

IMG_9180岩の上で
新緑を通り越した葉は猛々しい生命感に溢れている。
大きな岩の隙間を抜けてその上に立てば素晴らしい展望が待っている。

山頂へと向かう途中でちょっとした冒険。
石鎚と名づけられた岩に登る。
IMG_9188鎖

IMG_9189鎖
寄り道の誘惑に抗うこともせず、身を委ねて楽しむ。

山頂。
薫風が汗を拭い去っていく。
IMG_9199山犬嶽山頂

IMG_9197お昼ごはん
地元の素朴な寿司と冷たいそうめんで簡単な食事を摂る。
夕食はあそこなのだ、今は素朴な料理でいいのだ。

下山は苔の名所へ。
IMG_9206苔

IMG_9204苔の森

IMG_9207苔の道
あらゆる角を奪い、どんな固さも懐柔し、音の輪郭を曖昧にする苔の森。
たっぷりと時間を使い堪能する。

上勝から高城山のシロヤシオへ一気に移動する。
IMG_9211高城山とシロヤシオ

IMG_9213満開シロヤシオ

IMG_9222シロヤシオだらけ

IMG_9232シロヤシオの向こうに高城山

IMG_9257光るシロヤシオ

IMG_9236シロヤシオ落花

IMG_9227シロヤシオ透過光

IMG_9250シロヤシオと空

IMG_9258シロヤシオの道
シロヤシオはもう盛りを過ぎたころ。
それでも花付きのよい今年は、舞台を奪おうとする五葉の勢いをかき消すほどの密集度。
身もだえするようにうねる樹形・・・その足元に散りばめられた落花・・・それらを冷淡なほどの青を湛えた空が見下ろしていた。

さあ準備はできた。
ここの料理を食べるなら自然の力を使って感性を研ぎ澄ましておかなければ、そこに隠されている秘密を見つけることができない。
などと言ってみたが、おしゃべり好きな料理長はすぐに種明かしをしてしまうのだが・・・。
IMG_9263初夏のサラダ

IMG_9269たいちゃ

IMG_9276たいちゃ
うっとりするような料理と岳人の森のご主人のお話で夜は更ける。
明日は雲早山だ。

みんなが寝静まったあと料理長とぼくはシロヤシオの咲く場所へと向かった。
IMG_9296月夜のシロヤシオ
ぼくたちは月明かりと風と樹木の交歓を見た。

category: レポート

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12月19日風呂塔~火打山 

「来年のことを言えば鬼が笑う」と言いますが、去年の山行レポートを書けば誰がどうなるのでしょうか?
新年明けましておめでとうございます。
こんな風にまだ新年の挨拶をできる範囲内なのかどうかはわかりませんがスルーして下さい。

中四国の冬はどこにいったのでしょうか?
いつまでたっても晩秋から初冬・・・いや春?!なんて日が続いています。
風呂塔は標高こそ高くはないですが、四国の中でも豊富な雪が期待できる山です。
その風呂塔でもやはり雪が少なかったですね。

IMG_2325furohiutiyukimori.jpg

いつもなら車がどこまで入れるのか?で頭を悩ませるのですが、この日は駐車場まで簡単に行けてしまいました。
雪の多く溜まっている場所でも脛くらいまでで、概ねくるぶし程度と言ったところでした。

IMG_2333furohiutiyukitoubokukage.jpg

雪がなければあっという間に終わってしまう登山ですが、適度に積もった雪のためにあっという間もないほどで風呂塔に到着・・・。
IMG_2377furohiutifuronntonite.jpg

山頂から松尾川ダムを見下ろす
IMG_2374furohiutimibutimiorosu.jpg

そのまま火打山へと向かう。
根雪はなく底付きするので雪に隠れた障害物が気になる。
IMG_2364furohiutinoborizakakinokage.jpg

ちょこまかとアップダウンを繰り返し、白滝山への分岐でもある火打山山頂に到着する。
少し奥にある祠を見に行く。
IMG_2415furohiutihiutiokunohokorade.jpg

雪に関しては不満が多くあるが、天気もよく気持ちのいい山歩きなのは確かだ。
IMG_2383furohiutiannbuhekudaru.jpg

山歩き自体には何の不満もないのだが、やはりこの状況は異常だなと思わざるを得ない。

category: レポート

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12月12日 いやしの温泉郷〜三嶺〜竜神さんの池 

今年も残すところあとわずかですね。
年末ジャンボ宝くじは十億円というありえない領域になってます。
わたくしも一発逆転を狙って購入しました。
当選番号の発表までまだしばらくあるので山行レポートでも書いてみることにしました。

今回はいやしの温泉郷から三嶺に登り、下山に竜神さんの池を絡めていきます。
山肌に組み込まれたファスナーのようなモノレール。
IMG_2025miuneryuujinnmonore-ru.jpg

造林小屋跡。
IMG_2035miuneryuujinnzourinngoyaato.jpg
楽しさは今日も
   無事故で下る山
 詠み人知らず
わたしたちの解散場所はここではありません。

標高1500mあたりから霧氷が見られるようになる。
IMG_2053miuneryuujinnhosoonekaramuhyou.jpg

標高1700mあたりの笹原。
すっかり雲の中で遠望がきかない。
IMG_2089miuneryuujinnsasaharakiri.jpg

避難小屋に着く頃にはぱらぱらと音を立てて霧氷が落下していた。
IMG_2128miuneryuujinnkoyayokomuhyou.jpg

避難小屋で天候が回復するのを待つが、すっきりとは晴れてくれないようなので、山頂へと向かう。
山頂下の池はまったく凍っていなかった。
IMG_2191miuneryuujinnsannchouike.jpg

IMG_2129miuneryuujinnhinanngoya.jpg
IMG_2153miuneryujinnsannchoumae.jpg

山頂から深いフスベヨリ谷を見下ろす。
水面がきらめく。
IMG_2161miuneryuujinnsannchoukarafusube.jpg 

山頂で。
徳島側に雲が殺到する。
IMG_2165miuneryyjinnsannchoude.jpg

下山は1700mあたりの笹原から北東の枝尾根に乗り、その直下にある凹地を矢のように一直線に目指す。
凹地の地図記号は閉じた輪に矢印が突き刺さるように表現される。
貧困に喘ぐわたくしの濁った思考は、宝くじチャンスセンターの看板に描かれたアレを連想させる。
IMG_2202miuneryuujinngezannkyuu.jpg

IMG_2229miuneryuujinnikenouturikomi.jpg

池は2つある。
ひとつの池は澄みわたり、北東の端から地中へと水が吸い込まれていた。
IMG_2228miuneryuujinnryuujinnsannnoike.jpg

凹地に突き刺さった4本の矢のようなものに、見ようと思えば見えなくもない…。
IMG_2231miuneryuujinnryuujinnsannnoikeminnnade.jpg

もう一つの池は濁っていた。
IMG_2245miuneryuujinnryuujinnsannnoikesatueichuu.jpg

とても静かで落ち着ける場所ではあるが下山しなくてはいけない。
IMG_2250miuneryuujinnikedeokasann.jpg

IMG_2252miuneryuujinnryuujinnsannnoike.jpg

ここから北東に緩やかに広がる谷を下れば菅生林道に出ることができる。
IMG_2256miuneryuujinngezannchuu.jpg

途中にわさび田跡らしきものがある。
IMG_2258miuneryuujinngezannwasabidanoatokana.jpg

林道まででたら回送してもらった車のある名頃まで車道歩きとなる。
間もなく名頃というところで道の真ん中に何かが落ちているのを見つけた。
岩魚だ。
死んで間もないと思われる新鮮な岩魚。
IMG_2265miuneryuujinniwanaga.jpg
飢えた妻と息子が家で待つ身としては喉から手が出るほど欲しかったが、皆の手前なんとか自制心を働かせ「鳥の仕業でしょうね」とクールなふりをするのが精一杯でした。
しかしこれは吉兆ではないのか?天がわたくしに良い事が近々あるのだぞと予告しているのでは…。
車に戻り財布に忍ばせた宝くじをそっと撫でて、薄ら笑いをうかべる僕なのでした。
めでたしめでたし。

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